Packing 

包装機械とコンベヤの関係包装作業全般

フリーローラーの役割
全自動ラインでなくてもコンベヤの利用価値が高いのは、ご説明の通りです。
特に、半自動ラインでは、フリーローラーは便利です。
フリーローラーは、コンベヤですので、主な使い道は、「搬送」ですが、それ以外でも活躍が期待できます。
2つあげると、「ストック場所」と「作業台」です。
オンライン作業を考えるとわかり易いのですが、作業途中で一旦ストックしなければならない時があります。
そんな時に、フリーローラーが役に立ちます。
また、フリーローラーであれば、そのコンベヤ上で箱詰めなどの軽作業をすることができます。

コンベヤ導入を避ける理由
包装作業で工程間でコンベヤの設置をお勧めしても、検討はして頂けるのですが、結局、導入されないことは、多々あります。
その一番の理由は、場所を取るからです。
例えば、梱包機はそれほど邪魔になりませんし、キャスターがついているので、移動することができます。
しかし、コンベヤは、床にアンカーを打って固定するので、場所を取るだけでなく、通路も遮ってしまう・・・
こういうイメージはないでしょうか?
確かに駆動コンベヤは、ほとんどの場合、アンカーで固定します。
駆動コンベヤは、騒音などの理由でアンカー固定は基本と言えます。
では、フリーローラーはどうでしょうか。
アンカー固定することもありますが、固定しない方が多いようです。
また、コンベヤにキャスターを取り付けることも可能ですし、仮置きを想定したコンベヤもあります。
コンベヤラインの一部に通路を設けたい時は、通路用のコンベヤを用意することも可能です。

フリーローラーは、自由度が高く、レイアウト変更し易く、別ラインで使用することもできます。
駆動のコンベヤを設置するのが難しい場合、まずは、フリーローラーの設置を考えてみてはいかがでしょうか。


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