包装機械とコンベヤの関係製函機

包装ラインの始まり
全自動製函機は、折りたたまれたA式ダンボールを自動的に組み立て、底面を接着する機械
です。
そのため、この機械から排出された搬送物は、軽い「空箱」です。
自動製函機を使用するかどうかは別として、包装ラインの始まりは、この製函作業から始まると
言って良いでしょう。

空箱のストレージ(保管)
製函作業が止まると、下流の作業は、すぐに停止してしまいます。
折りたたまれた段ボールの供給は、今のところ、人手でしかできないので、供給遅れの可能性が
あります。
また、作業的に常に1人がついていなければならないわけでもなく、人員の配置は難しいと
思います。
その為、全自動、半自動ラインでは、製函作業はできる限り、作りだめしているように
思われます。
作りだめするということは、フリーのコンベヤ上にためておくという方法があります。

しかし、空箱搬送では、フリーローラーコンベヤを傾けて搬送しようとすると、かなりの角度が 必要です。
重力を利用するのですから、軽い空箱は、小さな角度では動かないのです。
ですから、空箱の搬送では、ローラーではなく小さな「ホイール」を使用したコンベヤを使用
します。
しかし、ケースの種類が多いのは当たり前ですから、ホイールを2列や3列に並べただけでは、
「脱輪」する可能性がありますので、このホイールが「ソロバン状」になったコンベヤを使用する
のが、一般的です。

空箱搬送の場合は、水平搬送の時もフリーローラーだと、手で押しても少し抵抗があるので、
駆動なしで搬送するときは、「ソロバンコンベヤ」を使用すると良いです。

簡易型製封函機
簡易型製封函機という機械があり、あるときは製函機、またあるときは封函機として使用できる
便利な半自動機です。
こちらでは、製函機の機能をご紹介します。

製函機として使用する場合は、箱の底面をテープ貼りするのですが、自動製函機と異なり、
上側(天面)を下に向けてテープ貼りすることになります。
つまり、この機械は、機械の上側にテープ貼り機能が装着されているので、箱をひっくり返した
状態でテープ貼りしなければなりません。

その為、自動製函機と違い、製函後、そのままオンラインで搬送することは難しいです。
底面が上を向いている状態では、その後の工程では、必ず反転させなければなりません。
しかし、反転は必要ですが、オンラインで搬送できる方法があります。
この機械の出口からコンベヤを設置し、ブーメランのように、この機械の入り口に戻るレイアウト にすれば、箱詰め作業や封函機への切り替え作業はありますが、ほぼオンラインでできるかも しれません。
(実際は、簡易型製函機と封函機をストレートに並べて使用することが多いようです)

    最初は、簡易型製封函機を「製函機」として使い、空箱を作り続ける


    空箱が一定程度たまったら
    1.空箱を反転させる
    2.内容物を搬送させ空箱に詰めて、奥のラインに押し込む
    3.製封函機の封函高さを下げて、「封函機」として使用する