Q&A紐掛機について

    紐掛機を多く使う業界
    ダンボール製造業、リネンサプライ業界、製本業界など

    全自動紐掛機の能力
    段ボールメーカーさんは多くの紐掛機を使用されています。
    その中には、全自動紐掛機(全自動結束装置)を設置するラインがあります。
    このラインのほとんどは、フレキソフォルダーグルアー(FFG)が設置されています。
    この機械の製造能力は、最高300ケース/分です。

    しかし、この超高能力の機械ですが、段ボールも他品種少量生産の流れにより、1ロットで生産される数量が小さくなり、運転している時間より「型替え」をしている時間の方が長くなることもあります。
    それでも、ラインによっては、型替えがほとんどない専用ラインもあり、300ケース/分となれば、後工程も追いつかなければなりません。
    FFGから搬出される段ボールは、段積みされた状態ですが、20枚または10枚積みが多いです。
    20枚は重いので段ボールが大きくなくても10枚積みが多くなり、後工程の自動紐掛機の能力は30束/分を要求されることになります。
    しかし、少し前までは、30束/分の能力にとどかず、また、FFGも300ケース分で生産するのは現実的には難しく、実際にに30束/分の能力で運転することはありませんでした。
    最近になりFFGの能力が上がり、実際に300ケース/分の運転が可能になり、「カタログ値」35束/分の自動紐掛機が登場しました。
    ですから、30束/分が現実的に可能です。

    紐掛機の機能
    梱包機は、バンドを溶着して固定しますが、紐掛機は紐を溶着するのではなく、人が紐を結ぶのと同様、結び目を作ります。
    よって、PPバンドと異なり、切断することなく紐をほどくことができます。
    (現実的には、ほどかずに切断していますが)

    紐を機械で結ぶというのは、想像ができないと思います。
    実際に紐掛機が紐を結ぶ工程を見ても、速すぎて目で追うことができません。
    あっという間に結び目ができているという感覚です。
    これには、驚異的な技術が隠されており、紐掛機は「特許」の固まりと言っても過言ではありません。

    くい込み防止装置
    「くい込み防止装置」とは、段ボール自動結束装置のオプション装置です。
    結束紐は、元々は帯状でロールに巻かれた状態になっていますが、結束する際は、細い紐状になります。
    すると、段ボールの角の部分は特に紐がくい込み易くなります。
    段ボール製造業者さんにとって、段ボールは商品そのものです。
    そこで登場したのが、「くい込み防止装置」です。
    この装置を装着すると、結束紐が細い紐状にならないため、ダンボールにくい込み難くなります。
    従来の段ボール自動結束装置にオプションとして発売されました。

    紐掛機の「キの字結束」の方法は?
    全自動結束装置(紐掛機)の場合ですが、ほとんどの機種は、同時に2本掛けするようになっています。
    結束ダンボールは、2本掛けが基本だからです。
    そして、梱包機の場合と異なり、結束方向は、進行方向と平行になっています。
    しかし、「キの字結束」の場合は、もう1本必要ですから、2本掛けした後、回転させずに、今度は進行方向と直角に1本掛けします。
    つまり、全自動結束装置(同時2本掛け)+横掛け装置(1本掛け)という1台の特殊な機種となっています。