Q&Aストレッチフィルムについて

    ストレッチフィルムの役割は?
    ストレッチフィルムの主な役割は、実パレットに巻き付け、搬送途中の荷崩れを防止するための包装資材です。
    ですから、実パレットの半分だけフィルムを巻き付けるとかということもあります。
    しかし、このストレッチフィルムは、荷崩れ防止対策だけの資材ではありません。
    最上段の天面からパレットまで完全に覆い尽くすように、フィルムを巻くと、単に荷崩れ防止対策だけではなく、製品の汚れや虫の侵入を防ぐことができます。
    また、防水効果(雨よけ)の効果もあります。

    環境対応商品は?
    従来品は、厚さ17~18μでしたが、「ネオテリート」というストレッチフィルムは10μです。
    かなり薄くなりましたが、荷崩れ防止機能として変わらないので、1本で従来の2倍使用できるということになります。
    これは「環境問題」に対応した商品と言えます。
    その理由は、使用後は、フィルムや紙管のゴミの量を減らすことができまるからです。
    また、ストレッチフィルム包装を行う会社にとっては、配達の輸送回数を減らすことができます。

    手巻きに最適なフィルムは?
    現在、ストレッチフィルムは、厚さ15~17μが主流ですが、約半分の厚さ8μという驚異的な薄さのストレッチフィルムがあります。
    強度は、15~17mm厚とほとんど変わりません。
    しかし、注目すべきは、「薄さ」ではなく、「作業性」にあります。

    ストレッチフィルムの用途は、主に、荷積みされたパレットの荷崩れ防止用として使用されます。
    「手巻き」の場合もありますし、ストレッチ包装機による「自動巻き」もあります。
    自動化が進んでいる現在でも「手巻き」はなくなることはないでしょう。

    「手巻き」の場合、一般的なストレッチフィルムは、人手で伸ばしながら製品に巻き付けます。
    それは、伸ばすことにより、その収縮性により製品を固定させる働きがあるからです。
    よって、伸ばさずにフィルムを巻き付けると、簡単に荷崩れを起こしてしまいます。
    しかし、このフィルムを伸ばす作業は、見かけよりも重労働で、特に下段部分は腰を屈めた状態ですから、腰への負担が大きいと言えます。

    そこで登場したのが、厚さ8μのストレッチフィルムで、ほとんど伸ばすことなく巻き付け、それでいて、荷崩れ防止機能は従来品に劣らないという特徴があります。
    伸ばすことなく収縮性があると言えます。
    よって、このストレッチフィルムは、従来のフィルムとは、巻き付け方が大きく異なります。
    「延ばす」という概念がありません。
    それ故、延ばすという動作が必要なくなり、作業者の負担が大幅に軽減されます。

    シュリンクフィルムとの違いは?
    パレット包装機として「ストレッチフィルム包装機」と「シュリンクフィルム包装機」があります。
    この2機種は混同しやすく、違いがわかりにくいのですが、ストレッチフィルム包装機の方が多く使われています。
    ケース積載パレットの荷崩れ対策としては、ストレッチフィルム包装機を使うのが一般的です。

    フィルムはフィルムでも、この2種は性質が異なります。
    ストレッチフィルムとは、文字通り、「ストレッチ」つまり伸ばして使うフィルムのことで家庭で使われる「ラップ」と似ています。
    シュリンクフィルムは、延ばしたり巻いたりするのではなく、緩めにかぶせて熱をかけて収縮させて固定するものです。
    よって、パレット用のシュリンクフィルム包装機は、かなり大がかりな機械となります。
    シュリンクフィルム包装は、密閉度が高く、容器(ガラスビン、缶、ペットボトル)などに使われています。
    また、パレット以外では、小箱の包装にもよく使われています。
    シュリンクフィルム包装機としては、小箱包装の方が多く利用されているのではないかと思います。