自動封函機(カートンシーラー) 詳細

    自動封函機とは?
    A式カートンの上面または下面を封函する機械のこと。
    カートンシーラーとも呼ばれる。

    上下両面貼りは少なく、上面だけを封函する場合が多い。

    封函の方法としては、ステープル打ち、糊付け、テープ貼りがあるが、ステープル打ちはほとんどなく、糊付けは少なくなり、テープ貼りが主流、その為、封函機をカートンシーラーと呼ぶことが多い。

    テープの主流はクラフトテープではあるが、OPPテープやガムテープのこともある。
    現在はOPPテープ使用も増えている。

    梱包機などのように、単に駆動方法により分類できるのではなく、他に調整方法とフラップの折込方法でも分類できるところから、機種選定には注意を払わなくてはならない機種と言える。

        
    機 種
    分け方として3通り考えられる。
    梱包機などのように、単に駆動方法により分類できるのではなく、他に調整方法とフラップの折込方法でも分類できる。
    その為、単純に「自動機」とか「半自動機」という言い方は、封函機においては混乱する。
    どこが「自動」で、どこが「手動」なのかを理解していないと、機種選定で大きな間違いを起こすことになるので注意が必要。

    ① 駆動方法
    ・ 大きく分けると3機種ある。
     手動、自動、全自動(ライン対応)と分けられるが、手動機はほとんどなく、現実的には、単体の自動機かライン上で使用される全自動機が多い。
     利益的には、全自動組み込み機が、圧倒的に有利です。

    ・ 手動型は半自動封函機とも呼ばれ、電源を必要としないタイプ。
     現在、ほとんど販売されていない。

    ② 調整方法
     注) 生産・物流ラインでは、対象物の大きさにより次のように分かれる。
     一つ目は、1品種専用ラインで単一の寸法の対象物しか扱わないということになるが、実際にはほとんどないと考えて良い。
     二つ目は、多品種を扱うが、品種替えが頻繁にないラインがある。
     工場の生産ラインの大半がこれにあたる。
     その為、機械に対する品種替えを「型替え」または「ロット変更」などと呼ぶ。
     この「ロット」とは、同一品種が連続することを意味する。
     三つ目として「ロット」とは関係なく、多品種が同時に搬送されるラインがある。
     つまり、機械としては、「ランダム」に対応しなければならない。
     また、ロット単位で生産されるが、ロット変更があまりにも頻繁に行われる場合や品種があまりにも多い場合は、機械も「ランダム型」にすることがある。

    ・ 上記の通り、対象物の大きさにより、機種として、大きく分けると3機種ある。
     手動調整型、自動調整型、ランダム調整型と分けられるが、現実的には、手動調整型が主流となっている。

    ・ 調整型はケースの大きさによりロット単位で高さと幅を調整しなければならない。
     調整型はハンドル調整が一般的ではあるが、品種が少なければ、ハンドル以外の調整方法もある。

    ・ 自動調整型とは、ロット単位ではあるが、ハンドルなどの手動で調整するのではなく、モーターやシリンダーを使用し、ケースの種類を指定することにより、一定の位置に移動するタイプ。
     (このタイプは少ない)

    ・ 調整しない機種はランダム調整型とも呼ばれ、1個毎にエアシリンダーにより、幅・高さを自動調整する。
     自動調整型と異なるところは、ロット単位で調整するのではなく、1個単位で調整するところ。

    ・ 調整型やランダム型の選定では、ケースの種類(大きさ)が決め手となる。
     ケースの種類が多い場合は、「ランダム型」が一般的で、ケースの種類が少ない場合は「ハンドル調整型」が一般的。

    ・ 製造業などのようにロット生産するラインでは、ランダム型はあまり使用されないが、流通業などのようにロットでケースが搬送されない場合は、ランダム型を使用するしかない。

    ③ 上フラップの折込
    ・ 人手で折り込むタイプと機械が折り込むタイプに分かれます。

    ・ 上フラップの折込は、自動で3面、4面折込とあるので、人手で何面まで折り込むことができるか重要となる。

    ・ 自動3面折込機は、ケースが通過する際、前側のフラップがストッパーに当たることにより折り込み、 横フラップはケースが通過する際、横フラップがガイドを通過することにより折り込むようになっている。

    ・ 自動4面折込機は、ケースが通過した際、後側のフラップを上からシリンダーを使用し押さえつけることにより折り込み、前と横フラップは自動3面折込と同じ。
      
    全自動型(ライン対応)の注意
    本体には1ケースずつ供給されなければならない。
    2ケースがくっついて供給された場合、トラブルが発生するので、ケースがくっつかないように本体入り口に切り離し装置が必要となる。
    全自動ランダム型封函機本体に内蔵されているタイプが多いが、内蔵されていないこともあるので、注意しなければならない。     
    特殊な事例
    希に「エッジ貼り」(H貼り)を求められることがある。
    ケースを90°転換させなければならないが、エッジ貼りの封函機もあるので、難しくはない。
    H貼りには、折込型とカット型があり、ユ-ザ-仕様が大切となる。
    制 御
    外国製の場合は、できれば日本製シーケンサーにした方が無難。
    基板が故障することは珍しくなく、一旦故障すると、新品と交換するほかないが、外国製の場合、基板をいつまで確保しているかわからない。
    また、ライン型の封函機を使用する場合で外国製を採用する際は、日本製シーケンサーを使用した方がライン全体を制御し易くなる。
    外国製の場合、シーケンサー制御にすれば、当然、高価になるが、メンテナンスを考慮すると、シーケンサー制御にするのが無難。
    製函機との関係
    ①製函機を使用する場合
     最初から製函機を導入すると決定している場合は、製函機に対してはライン対応の封函機を想定する。
     製函機は調整型が主流のため、調整型封函機の選定となる場合が多い。
     製函後に製品を人手にて投入する場合は半自動調整型。
     製函後に製品を自動投入する場合は全自動調整型。

    ②空ケース製造機を使用する場合
     空ケース製造機とは、ケースの底面を半自動でテープ貼りしてくれる機械のことで、空ケースを大量に作ってから、後は手作業という場合が多い。
     しかし、底面を自動化する以上、上面も自動化(封函機の導入)する可能性は高い。

    ③空ケースを手作業で作る場合
     ケースの底面を手作業で折り込んでつくり、底面を折り込んだ状態で中身を詰め込むので、 その後は、かえって、手貼りではなく封函機を使用することが多い。
     というのは、上下両面貼りとなるため、手作業ではテープ貼りが難しいからである。
     当然、封函機は上下両面貼りの機種を選定する。
    封函の仕組み(一例)